科目名: □情報セキュリティ特論
担当者: 宮 明雄
対象学年 | 1年 | クラス | [001] |
講義室 | 開講学期 | 前期 | |
曜日・時限 | 火3 | 単位区分 | 選択 |
授業形態 | 単位数 | 2 |
準備事項 | |
備考 |
講義の目的・ねらい(講義概要) | 本講義では、IT社会における情報システムやネットワークの安全性(セキュリティ)の問題を考え、セキュリティを護る技術とその応用について講義する。特に、暗号技術と電子透かし技術を中心に、最近のセキュリティ技術に関する文献等を調査しながら、数式をなるべく避けて実例を多用した解説を行う。また、セキュリティを向上させるために一般ユーザがやるべきことや守るべきことについても述べる。 |
講義内容・演習方法(講義企画) | 本講義では、まず、確率論、情報理論、符号理論の復習等を行い、情報セキュリティへの導入とする。次に、本講義では、以下の話題のうちいくつかを取り上げて講義を行う。なお、講義の一部は輪講形式で行う。 ・暗号技術: 暗号の歴史、コンピュータと暗号、共通鍵暗号、公開鍵暗号、暗号解読、暗号評価基準 ・デジタル署名技術: デジタル署名とは、デジタル署名アルゴリズム、デジタル署名の応用例 ・電子透かし技術: 電子透かしとは、静止画用電子透かし、電子透かしの応用例、電子透かしの評価、その他のメディアへの電子透かし技術 ・セキュリティ技術の応用: 電子商取引、電子決済、電子投票など ・未来のセキュリティ技術: セキュリティに対する脅威とセキュリティ技術の将来、暗号・電子透かし技術の将来 |
評価方法・評価基準 | 各自与えられた課題に対して調査を行い、報告書を作成する。そして発表・討論を行なう。成績は、報告書の内容、プレゼンテーション能力、討論への参加状況によって評価する。 |
履修の条件(受講上の注意) | 履修の条件は特に設けないが、学部で暗号技術など情報セキュリティの基礎を学んでいることが望ましい。担当教員の事前の了解なく、授業の1/3以上を欠席した場合は成績を評価しない。 |
教科書 | 特に指定しない。 |
参考文献 | 講義の中で適宜紹介する。 |
特記事項(その他) |

